フィンランド・スウェーデン海外研修~スマイルコーディネーター:小川裕香子

11/10~11/17の一週間、スウェーデン・フィンランドへ念願の海外研修に行かせていただきました
今まで海外研修というと歯科医師と歯科衛生士のみが参加していたので、正直羨ましく感じていました。
しかし今回参加したメンバーは歯科衛生士1名、受付・スマイルコーディネーター3名を参加させてくださいました。
この研修でたくさんのことを学ばせていただきましたがすべてを紹介するのは難しいので絞ってお伝えしたいと思います

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まず研修に参加するにあたり、院長へはもちろん、4名ものスタッフが欠けたにもかかわらず通常通りの診療をサポートしてくれたスタッフへ感謝したいと思います。
そして研修を終えて学んだことをどう生かしていくかというのが今後の私の課題です。

今回の研修ではたくさんの歯科医院を見学させて頂きましたがその中で印象に残ったのは、スウェーデンのTenstaにある歯科医院です。
Tenstaはストックホルムで移民がいちばん多い町で、人口の70%以上が移民だそうです。
そんな地域にある歯科医院を訪れて衝撃を受けたのは、乳歯にも関わらず ↓ このような虫歯で歯科を訪れる子供がたくさんいること。

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日本では目にしないくらい、歯の状態が悪く驚きましたが、移民の多い町では紛争地域から逃げてきた子供たちもたくさんいます。
よく見ると腕が無かったり足が無かったりと、歯を磨くことより自分の命を守る方が大事な環境だったのです。
日本は島国であり紛争もなく、そんなことを考えたこともありませんでした。
自分が普通だと思ってきたことは、違う環境で生きてきた人たちや他の国にとっては普通ではないことに気付かされました。

実はデンマークからスウェーデンに入る国境近くで私たちの乗ったバスが警察に止められ、パスポートを見せるように言われました。
幸い全員のチェックはなく、添乗員さんや旅行会社の方が対応してくださったのですが、さすがに言葉も通じない迷彩服を着た警察官が2人もバスに乗り込んできたときは緊迫した空気が流れました。
まるで映画のワンシーンのようでもありました。
それだけでも怖かったのに実際に紛争地域に住む人たちは歯磨きどころではないなと痛感したと同時に、こうして海外の事情を知ることにより、自分がいかに幸せであることを忘れ、今の環境が当たり前になっていることに気付きました。
その気付きや経験を活かして、スマイルコーディネーターの仕事であるコンサルティングでも、患者様の背景を理解すること、コミュニケーションの大切さを意識していこうと思った今回の経験でした