歯磨き剤について
こんにちは!歯科衛生士の矢下です
朝・晩、過ごしやすくなってきましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今回は歯磨き剤のフッ素濃度についてお伝えします
今まで日本国内では、フッ化物配合歯磨剤のフッ素配合上限が1000ppmでしたが、
今は、国際基準(ISO)と同じ1500ppmを上限として許可されました
これは、山下スマイル歯科にとってとても嬉しい変化です
フッ素濃度1500ppm歯磨剤は1000ppmより、う蝕発生を低減することが報告されています。
2014年8月にスウェーデン海外研修に行って、虫歯予防について学んできました。
虫歯予防にはフッ素がとても重要で、歯科医院でフッ素を塗るのももちろん大切ですが、
ホームケアでも上手にフッ素を残すことも大切です。
こちらはスウェーデン研修での資料なのですが、
グラフからもお分かりのように1450ppmまではフッ素濃度が上がれば虫歯予防効果があがり、
1450ppm以上になるとフッ素濃度が上がっても虫歯効果があまり変わりません。
こういった理由から、今は1450ppmの濃度が世界基準となっています。
日本でもやっと世界基準になって虫歯予防がもっと効果的にできるようになりました
ただメーカーによっては、
まだ世界基準になっていない歯磨き剤もあるのでよく見て購入してみてくださいね。
お勧めは、ライオンの「チエックアップ・スタンダード」です。
こちらは歯科医院専用のものなので歯医者さんで購入できます
1450ppmの高濃度なのはもちろん、
少ない泡立ちでやさしい香味なので無理なくお口の中にフッ素を残せます。
今まで歯科関係者は海外旅行をすると、お土産や自分用に
1450ppmの歯磨き剤を大量に買って帰ってましたが、
これからは日本でも手に入るのでそういう事がなくなるかもしれませんね
世界基準への変化は、患者さん達にも嬉しいお知らせだと思います。
毎日、使う歯磨き剤なので効率的に虫歯予防ができそうですね!
これからも山下スマイル歯科では最新の情報・技術を提供していきます。
また皆さんと二人三脚で虫歯予防に励んでいきますねッ(*^^*)