第10回大感謝講演会

第10回大感謝講演会

こんにちは!歯科衛生士の矢下です
先日、毎年恒例の”山下スマイル歯科・大感謝講演会”が行われました
今年も1年間の締めくくりとして院長とメンバーからは2人が症例発表を。
外部講師の方からもお二人にお話しを頂きました。

まずは、院長。

今年8月に院内をリニューアルしたのですが、
その際に「デジタルレントゲンCT」を導入しました。
今回は、デジタルレントゲンCTの基礎から、CTを活用した様々な症例の発表でした。
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例えば、ずっと違和感がある歯があって困っていた方がいらっしゃいました、
「ct」は医科でもよくありますが三次元の断層撮影が歯科でも可能です。
二次元のレントゲンで見ても変化がなく、原因不明でしたが、
「CT」を撮ってみると歯の根が割れていている事がはっきりと判明しました。
このように今までよりも原因の診断の幅が広がり、対応もできるようになりました。

私、矢下の症例発表。

テーマは「たばこと歯周病」

みなさんはご存じでしたか?

たばこは全身にも悪影響を及ぼしますが、お口の中では、歯周病と深く関わりがあることを。
たばこを吸っていると歯周病になりやすく、治りにくいのです
それは、たばこに含まれるニコチンが血管を収縮させてしまうからです。
「歯周病」は歯ぐきの病気です。
歯ぐきの中に付いている歯石を私たち歯科衛生士がお掃除して、細菌の数を減らします。
歯周病の進行を抑制して健康な歯ぐきの状態にするのが歯科衛生士の重要な仕事になります。
患者さん自身のホームケアだけでは歯周病は治りません。
是非、歯科医院での検診をおすすめします

次に、川井歯科医師による症例発表。

テーマは「咬合性外傷」
日々の診療の中で、患者さんたちは色々な症状の訴えがあります。
その中で、診断に迷うことがありますが特に難しいのが、この「咬合性外傷」
深い虫歯での痛みかと思っていたら実はそうではなく、
かみ合わせによる問題で、噛む力がそこだけに加わることで虫歯のような痛みにつながります。

歯科医師がそれを見つけて、負担を少なくすると痛みは嘘のようになくなります。
「正確な診断」がないと、それはできません。
普段の川井先生の診療が共有できて、よかったです

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午後は、歯科衛生士の院内講師をしてくださっている
フリーランスの歯科衛生士・下川床先生です
いつもお忙しい中、私たちのために時間を割いてくださって感謝!です!!
「The First Time Challenge」とういうテーマで、初めて研究をした時のお話でした。
研究のきっかけは大舞台で研究発表をした仲間から刺激を受けて、
先輩の後押しもあって決意した、とのことでした。
こんなにキャリアがあっても初めてのことにチャレンジする行動力
本当にすごいな~と思いました。

最後は、外部からお招きした

フリーランスの歯科衛生士・井上 和(イノウエ カズ)先生です。
和先生は、歯科衛生士の専門雑誌「DH style」などに連載したり
セミナーを主催したり精力的に活動されているとても有名な歯科衛生士の先生です。

テーマは「患者さんの歯みがきのモチベーション」について。
執筆活動やセミナー主催など活躍の幅が広いですが、実はベースは歯科医院での臨床。
その経験豊富な臨床の中で培った秘訣をざっくばらんに惜しみもなく教えてくださいました。
それに、歯磨きの道具の選び方など自分自身で熱心に研究されていて驚きました

ハブラシについては、参考にさせていただいて、今、実験・思案中です。
貴重な内容を私たちのためだけに講演してくださった和先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました

このように今年も学びの多い”大感謝講演会”になりました。
これを生かしてこれからも患者さんたちのためになる歯科医療を提供していきますエンジェル

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