研修 @ スウェーデン・マルメ

研修 @ スウェーデン・マルメ

8月17日からスウェーデンにあるマルメ大学にて
1週間ほど研修を受けてまいりました、勤務医の山本茜です

事の始まりは、とある12月の昼下がり。
「先生、スウェーデンの研修行く?」院長からのお言葉
これが歯科予防の世界で20年から30年も日本の先を行くと言われている
スウェーデン研修へのスタートでした
もちろん「行きます!!」と即答したのは言うまでもありません

大いなる期待とワクワク感、そしてほんの少しの不安を抱きながら
待ちに待った研修は始まりました
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最初の講義は研修目的と歯科医学の本質について
私達の仕事とは何か?興味深い内容とユーモアのある先生のお話で、
私たち受講生は歯科医療のあるべき姿、予防の世界へと一気に引き込まれました

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虫歯の予防にはとにかくフッ素!!というスウェーデン
それを肌で感じ、フッ素の予防効果について再認識しました。

またスウェーデンの素晴らしい所は、
病気の重症度や治療方法の優先度が数値化され、全てがエビデンスに基づいている
また医療が有料になる20歳以上の方々に検診を受けてもらおうと、
個人に合わせた治療法、定期健診の期間などが料金体系とともにプログラム化されている。
などなど、国をあげて予防に取り組んでいるのです

削る、つめる、削る、銀歯を入れる、時には抜歯。
治しても治しても虫歯というものはなくならない。
何故なくならないのでしょう?
それは、虫歯になる環境を断ち切らない限り、同じ生活ではまた虫歯になってしまうからです

日本に住み、日本の環境、
制度の中で生活している私たちに何ができるのか。
それには原因を知ってもらい、
虫歯にならないようなちょっとした生活のコツを伝えること、そしてフッ素で予防すること。

これが今回のスウェーデン研修で学びそして出した答えです。

シンプルこそが健康の秘訣。
健康でおいしく物が食べられるように!!これが私達の願いです

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