フィンランド海外研修~歯科衛生士:井澤紀代子
こんにちは。歯科衛生士の井澤紀代子です。
予防歯科を勉強するために、フィンランドに行ってきました。
日本から一番近いヨーロッパ、飛行機で10時間のヘルシンキ~さらに飛行機で1時間20分、
フィンランドの田舎町ロバニエミで講習は行われました。
フィンランドはキシリトールの研究が最も盛んです。
キシリトールの研究といえば、カウコ・マキネン教授、エバ・サーダリン教授(子育て感染の研究)、
サラ・カリヤライネン教授(食品とお口の健康)、アラネン教授です。
本でしか見たことのない先生にお会いし、研究内容や・講義・ディスカッションをしてきました。
皆様にお伝えしたいことは、沢山ありますが、1つ簡単にご紹介します。
虫歯の原因の一つには、、虫歯菌(ミュータンス菌)が関与します。
その、虫歯菌をコントロールすれば、虫歯のリスクを下げることができます。
虫歯菌の力を弱め、コントロールできるのが、キシリトールです。
1日3~5回、5g(100%キシリトールガム4粒・100%キシリトールあめ13粒)で効果がでます。
虫歯菌は唾液で感染するので、お母様には、最低、出産後3ヶ月前からキシリトールを食べれば、
虫歯菌の性質を弱めることで、その結果、お子様への唾液感染が防げます。
さらに、お子様には、永久歯が生えてくる3ヶ月前、5歳半ぐらいから
キシリトールを与え、お口の菌を整えておけば、大人の歯が虫歯になりにくくなります。
さらに早く始めることで、より効果はあります。
今後も研修で得たことを、皆様に提供していきたいと楽しみにしています。