第43回日本顎咬合学会学術大会 歯髄保存治療

第43回日本顎咬合学会学術大会 歯髄保存治療

ハイクオリティな予防歯科と審美歯科であなたの歯と健康を守り続けます 阿佐ヶ谷山下スマイル歯科 歯科医師の川井です。
体に応える暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?☀

2025年6月7日(土)~8日(日)に東京国際フォーラムにて開催された、第43回日本顎咬合学会学術大会へ院長・山下陽子先生と参加してまいりました。

「顎咬合学 踏襲から発展―学術と臨床の融合―」をテーマに、最新の知見と臨床応用が詰まった2日間でした。
会場では、多くの演者による講演や活発なパネルディスカッションが行われましたが、私が特に感銘を受けたのは、歯髄保存のスペシャリストである、泉 英之先生が登壇された「歯髄保存」のプログラムです。

この講演の中で特に気になった点が
 • 歯髄保存の臨床判断:従来、「露髄(虫歯を取る過程で神経が露出した状態)=抜髄(すべての神経を取ること)」という認識が強い中、泉先生は神経を残すべきケースとそうでないケースを明確に診断し、神経の保存的治療の可能性を広げようとする姿勢が革新的で印象的でした。

 • 歯の神経をできるだけ保存することは、その歯の寿命を延ばすことに繋がり、患者様に大きなメリットがあること

・神経が露出した状態がすべて細菌感染を及ぼしているわけではない事、細菌感染をおこしてる部位を選択的に取る事ができれば、神経を部分的に残すことが可能という点

・診断方法の難しさや処置を行った後の経過が痛みを伴うことがあるので、患者様に対して十分な説明が必要な点

今回の講演で学んだことを院長と精緻し、より安心して最新治療を受けていただけるよう工夫していきたいと思います。
今回の泉先生の講演を通して感じたのが、患者様の歯を「可能な限り残す」という強い想いです。
山下スマイル歯科でも、その想いはメンバー皆が持っている共通認識です。
この共通認識のもと働けている今の自分の環境に改めて感謝を抱きました!
これからも、皆さまの歯を一本でも多く残せるよう、最新の情報や技術の習得を進めていきたいと思います!

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